☓2結婚カウンセラーの思考録

2度の結婚・離婚、子育てを経たからこそ見えてきたさまざまな物事を綴ります

『明日の約束』

2017-12-19 22:03:39


今日が最終回のドラマ
『明日の約束』を観ました。


日向の母親は、私の母と同じタイプで似ていましたので、
所々で私の記憶と重なり、

でも、イマイチ、、
現実味が無いような感じもしました。


しばらく忘れていたけれど
ドラマがきっかけで思い出した事の一つが、

日向が風邪をひいたときに
母親が優しく看病してくれたというところで、


私が小学一年生の頃に風邪で学校を休んだ日、
母はカップラーメンと
ポットにお湯を入れてテーブルに置いて出勤しました。

私一人きりでガラーンとした家で寝ていると
とても心細くて、
母の会社に(当時は携帯電話など無いので)
泣きながら電話をすると、
会社の人が心配してくださって
早退して帰ってきた記憶があります。



今にして思えば、
その日のその事だけのことではなく、
日常的に母親の愛情を感じられなかった為、
体調を崩して弱っていたこともあり、
一気に、
幼い私のココロが悲鳴をあげた、
一件だったと思います。


保育園の先生からの誕生日のメッセージに、
『まきちゃんは我慢強くて、泣き顔をみせませんね』
とあったことも、思い出しました。


そこから関連で諸々と…

 
私は1歳前から保育園でしたが、
そのことについて、

「子供なんてウルサイし
ずっと一緒に居るなんて面倒だしマッピラだから預けてた」
と、さも当然の事のように軽く言い、

私が離婚してやむなく娘を保育園に入れる時にも
娘の前で
平気で、むしろ楽しそうに
そう言ったこともありました。



その後、中学生の時に
私は十二指腸潰瘍を患いましたが、
具合が悪くなったり元気をなくしていると、

「アンタ、ひ弱で可哀想なフリして
同情を買うんじゃないよ!」


また、
私は元々、あまりたくさん食べられないのですが、その事を、

「アンタね、
『ワタシは少食でお淑やかなんです〜』
とか、可愛いコぶるんじゃないよ!」と、

私にとっては全くトンチンカンで、
更々、 そんな気は無いにも関わらず、。


テレビを見ていて、
政治や社会についての率直な意見を言えば、

「アンタ、
どこかの誰かが言ったことを聞いてきて、
さも、自分の考えみたいに
偉そうに言うんじゃないよ!」

… もちろん、
私自身がその時に思ったことなのに。。



コレ、
日向の母親も同じ台詞、ありましたね。


「な~に~?!
スクールカウンセラーだとか、
“ 偉そうに! ” 」



日向の
「あの人は外面が良いから」
という台詞、
私も、
折にふれて色んな人に言ってきました。


でも、
決まって返ってくるのは、

「お母さんのこと、そんな風に言っちゃダメよ〜」

「反抗期の中学生じゃないんだからさ。」

「親は無条件に有難いものだよ。
ここまで育ててもらったんでしょう?」

といった、
私自身、に、問題が アル。。
という 反応。



日向も、彼にキレられていましたね。
「親のことを悪く言うな!」 と。



1人、同じように母親と折り合いが悪く、
私の話をわかってもらえたと思えた友人も
結局は、

我が家(実家)に泊まりに来た時に、
私の母と直に接すると、
「聞いていた話と違って、良いお母さんじゃない〜!
マキのこと心配してるし優しい人だよ〜!」

と、やはり、
私自身が、 コドモ、と言う感じに。。





他にも、
付き合う友達について
しつこく干渉するところ、

私の主張する事には一切耳を貸さないところ、

自分の非を絶対に認めないところ、

盗聴ではないですが、
気が付くと
よく部屋を覗き見ていて
監視されているようなところ、、


このドラマには
私の、そんな記憶がよみがえる要素が
沢山ありました。




よく、
“ 子どもを持つと親の気持ちがわかる ”
と言いますが。


私の場合、
娘をもち、子育てする中で、
母に共感 どころか、


“ こんなに可愛い、
純粋に母親を信頼し無償の愛情をいっぱいくれる、
こんな素晴らしい、天使のような我が子に。


ド ウ シ テ 、、。

あんな事が言えたのか?
あんな事ができたのか?
あんなに冷たく突き放せたのか???? ”


とてもとてもとても、理解に苦しみますし、


そんな、娘との暮らしの中、
私の子どもの時と同じような状況がある度に、
母の 心無い対応を思い出し、 


なんで?あの人は…!! と、


子どもの時には感覚が麻痺していて?
感じていませんでしたが、

今の私にとっては

“ 憎悪 ” の感情が
高まるばかりです。




「もっともっと辛く、
大変な人は世の中に大〜勢いるヨ」

ご両親を亡くしている友人からは、
「私はもう、親が居ないんだよ?」

など、、

それは、そうですし。
何も、
私が世界一不幸だとか、
思っているわけでは ありません。


正常な、
親としての愛情を持つ親の元で
ココロ穏やかに幸せに育ってきた、
その人から見たら、

私が未熟で甘ったれていると映るのも、

根本的なものが 全て違っているので

仕方がない事なのかも、しれませんが。


「こんな親を持つくらいなら生まれて来たくなかった」
「なんで私は生まれたんだろう」
「こんな親なら居ないほうがシアワセ」と


事あるごとに何度も思いましたし、



いくら頑張ってもポジティブになれないとか、
普通に人と接したりするにも、
人生の様々な場面で
幼い頃から染み付いた潜在意識の影響で
メンタル面に問題が出てくることもあり、

どこかで、
吉岡くんと同様になっていた可能性は、
正直、高くありました。



私の他にも、
きっと、思ったよりも 多くいらっしゃる、
そういう人を。


弱虫だから仕方ない、と蔑んだり、
否定したり 見過ごしたりせずに、


どうか、 少しでも。

その気持ちに 寄り添える人が、
これから増えていくことを。

私は、心から希望しています。



広い視野をもって、価値観にとらわれず、
お互いに

 “ 思い遣る ”  こと…
 
難しいことなのかも、知れないですが。。。



IMAGINE 夢想家 夢追人 …?