☓2結婚カウンセラーの思考録

2度の結婚・離婚、子育てを経たからこそ見えてきたさまざまな物事を綴ります

“思い込み” にとらわれていると…

住んでいたアパートが取り壊されることになったため、
この度やむなく引越しをしました。

娘の進学も控えていますので
なるべく家賃を抑えようと探していたら、
これまで10年ほど暮らした川崎市より
隣の横浜市の方が手頃な家賃で、
気に入ったところも見つかったので
横浜市に転出したのですが、

それを決めるにあたり、
だいぶ前に人から聞いていた
横浜市より川崎市の方が

児童手当などが充実している」
との情報がひっかかって
躊躇する気持ちがあったのですが、

いざフタをあけてみると、
むしろこちらの方が
いろいろと手厚いことがわかりました。

約8年ほど前に、
たった一人の人から聞いた情報を鵜呑みにして、
改めて調べてみようともしませんでしたし、
長年、間違った情報を
その通りに思い込んでいたことに、
この度の引越しで気が付きました。

もしかしたら私も、
どこかで、そう人に話したかも知れません。。


こうした、

何気ない会話の中の
一人の発言がずーっと記憶に残って
事実誤認をしてしまっていることって、
意外と多いのかも。。

と思いました。
(数年の間に変わっていて、
以前はそうだったのかも…知れませんが)

 

 

TEDという番組で、
銃によって弟の人生、さらに家族の人生が

変わってしまったという男性による、
アメリカの銃社会についての講演がありました。

 

アメリカ人の大半は、
家族を守る、保身のためという、
“ごく一般的な”  価値観によって、
疑問を持つこともなく
銃を所持していると言いますが、

その一方で、
銃による事件や事故で命を落とす子どもなどが
後を絶たないとのことでした。


これは、
アメリカの上層部と銃関連会社の
利益のためだけに、
都合よく理屈をつけて
“意図的に” 国民に植え付けられた、
言わば
洗脳された価値観によるものだ。
との警鐘を鳴らしていました。


そもそも銃が無ければ、
落とさずに済んだ、多くの尊い命…
その現実を知ってもなお、
「でも皆持ってるし」
「持たないと不安…」などと

銃関連企業など上層の人々の
“思うツボ” に陥っている現状。。


もう10年以上前に、
アメリカに留学経験のある友人に、
「アメリカって、銃社会でしょ。恐くない?」
と聞くと、
「保身のためだけだから。
みんな持ってるけど

危ないことなんてないし、

全然、恐くないよ〜」との返答でしたが…
当のアメリカ国民も、
同じ感覚なんだろうな…

と思いました。

もはや、
銃社会であることに対して

異を唱えるほうがオカシイ、

という感覚…?


私としては、
恐ろしい凶器である銃が身近に、

フツウに在るということに
そこまで、
無頓着な感覚のほうが、
異常なように思いますし、
そこに、更なる恐ろしさを感じます。


実際、たまにニュースで、
学校での銃乱射事件や、
無邪気な幼い子どもが遊んでいて
誤って人を撃ってしまった
なども耳にします。
 

被害者は勿論のこと、
加害者側だって、
その一件のために
重い十字架を背負って
その後の人生を過ごすのです。

 

こんな事件は、
銃そのものが無ければ起こり得ないことです。
いざ我が身に悲劇がふりかかってから
気が付いても、遅いのです。


泣いてもわめいても、
失くなってしまった命は還りません。

 


そういった
先の先まで、見通せる想像力が、、
一方的な情報に流されない賢さが。。


生きていく上では
とても、大切な事と、思います。


短絡的に、
目先のメリットだけにとらわれて
マイナス面については、
見えていても無視、気付かないフリ…
それを続けた先は、、。


どうなっているでしょう??

 


そんな、
実は、…要注意! な、無責任な情報が、
この世のあらゆる所に存在しています。
常に、

賢い視点をもっていたいものです。

 


「結婚したい」と言っていても
うわべの良い面だけを期待して
夢見がちな人…

ご自身についても
いい面、プラスのイメージだけを活用して
マイナス面は見せないように…
というような頑張り方をしても、、
そのうち、
疲れてしまいますよね。

それで恋人ができたとしても、
どこかで無理が生じて

辛くなりますし、
結局は無駄な努力になることが
多くなる…気がします。

 


「こうしないと!」

「こうじゃないと!」
良い人とは、出逢えない…
などという、
ありきたりな “思い込み” …

 

他のさまざまなところでも、
いつもと視点を変えてみる、
長年の思い込みによって
頑なに決め付けてしまっていることを、

一度、

ザックリ取り払ってみて、

「らしく」を大切に
価値観や考え方を見直してみると、

 

もっともっとラクに、
自分らしくいられますし、

そうして気張らずに 自然体でいたほうが
気の合う人との出逢いも、
ずっと 近くなるのでは、ないでしょうか。


結婚とは、
その後の生涯の長い年月を共にする、
日常の生活そのものですので、

ご自身の仲の良い家族との関係のように

 

気負わず、居心地が良く、

お互いが、居られることが

何よりなのでは…

と、私は思っております。