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☓2結婚カウンセラーの思考録

2度の結婚・離婚、子育てを経たからこそ見えてきたさまざまな物事を綴ります

麗しのマリー・アントワネット

六本木ヒルズ森美術館で開催中の
マリー・アントワネット展に
行ってまいりました。

10年ほど前にパリ郊外の
ヴェルサイユ宮殿を訪れたことがあり、
プチ・トリアノン宮殿や
王妃の寝室を見て、
懐かしい情景が思い起こされました。

当時5歳の娘を連れていたので、
途中で飽きてしまって
なかなか思うように
ゆっくり見られなかったこともあり、
また行きたくなりました。

たしか高校の読書感想文で、
『悲劇の王妃』というマリー・アントワネットについての小説を読み、
賞をいただいたという
私の中ではちょっとした良い記憶もあり…
以来、
ロココ調文化や建築物、衣装の華やかさが
とても好きですし、
それとは対比する
マリーの境遇などについて、
興味をもってきました。


この度も、
はじめは
あどけなく愛らしい、
華やかな王妃の生活ぶり、
豪華絢爛な調度品、
日本の陶磁器などの食器、
タペストリー、絨毯などに
微笑ましく、目が潤され癒されましたが、

順路を進むにつれて、
王妃を取巻く人々の
嫉妬や憎悪からなる出来事から、
だんだん
窮地に追い込まれていく一家の様子に、
鑑賞されている皆さんも
表情がこわばって
緊縮した面持ちになっていました。


貧困でパンも買えない人々に対して
「パンがなければ、
お菓子を食べれば良いじゃない」と
マリーが言ったという、有名なエピソードは、
実際は、
言っていない。。とか、

有名な首飾り事件も、真相は
詐欺師と、
強欲に駆られた貴婦人が
マリーの知らないところで
勝手にマリーの名を語っていた事件なので、
むしろマリーは被害者であった…など、、


真実が見えなかった民衆が
マリーが贅沢三昧で
私腹を肥やすことばかりしている、と、
当時の風刺画などからも刺激されて、、。
その末の、結末。


何の悪気もなく、純粋な、
良妻賢母でもあるマリーなのに…
「民衆の幸せのために尽くすのが王族の務め」

とも考えていた、心優しい王妃なのに……


きっと、、始めは。
誰かひとりの、何気ないひと言から、
どんどん尾ひれがついて
悪い噂話ばかりが大きくなり、
事実とは
かけ離れたエピソードだけが
ひとり歩きした結果、

それを鵜呑みにした民衆が怒って、
あれよあれよと
悲劇に繋がったものかと、
考えられます。


死刑に処した陪審員も、民衆も。。
「誰も責めることはしない、
私は何も恥ずべきことはない…」と、
敬愛する、先立った夫と同じように、

自らの犠牲の代わりに、

後の世の中が

良いものになっていくことを願いながら…


処刑を静かに受け入れ、
最期の瞬間まで、
毅然としていた

と、いいます。

 

貧困にあえぐ民衆から見ると、
宮殿の生活は贅沢ですし、
そこに反感をもつのは
仕方がないかも知れませんが…

でも、

だからと言って
マリー一家を糾弾して
処刑に追い込んでも
解決するわけではないですし、

むしろ、
きちんと向き合って訴えたり
話し合いが出来ていれば、
それなりに

救済措置をとることができたであろう、
人柄も温かい、

マリー夫妻だったのに…


真実を見誤ることが、
本当に、

コワイことだと感じましたし、
さらに、
嫉妬や憎悪といった感情を増幅させても、

『百害あって、一理なし!』
一理どころか、
一時的に快楽?を得られたとしても。


結果的に、
いずれは、巡りめぐって
自らの首を、絞めることに

つながることになる…

気がします。

 

“因果応報” “情けは人のためならず”…?

とにかく、
人を妬んだり羨んだりするということは、

本っっ当に、
愚かなこと。。
と、思います。

 

あらゆる格差が生まれることは
この世の常ですし、

仕方がない事とはいえ、、

それでもやはり

理不尽などを感じたなら、


短絡的に
気に入らない人を蔑んだり、

陥れよう…
などと目論むより。。

 

どうしたら、

解決するか、
より良くして行けるか、
現実的に、その物事を
前向きに、改善する!

という希望をもって
皆で

話し合うなど、する方が

よほど、

得策なのでは??

 

 

現在は
マリーの時代からは考えられないほど
情報技術が進み、
あらゆる情報が簡単に手に入れられますが、
玉石混交の、
情報過多なほどの世の中で、
そんな世、

だからこそ、。!


それぞれ、一人ひとりが、
道を見誤らないために、

 

まずは、
自分自身を律する…、
己の良心に従って精査する、

 

なにが、

本当に、大切なことなのか、
真実を見抜く目を養う…

 

マリー・アントワネットの一例のように、
過去の経験、歴史から学ぶ。。


そんなことが。
とても、

重要なのではないかと。
私は思っています。

 

 

たまたま視聴した
『知恵泉』という番組での、
五代友厚氏 の言葉で、

 

「潰しあうより支え合え」
「商売敵と力を合わせよ」
「会社が栄えるか、滅びるかは、
経営者が義務を果たすことは勿論、
お互い親密にし、友情をもって
助け合わなければならない」

 

との、“相互扶助” の精神がありました。

 

 

かの大国の、次期大統領にも、
届けたい言葉です。